100年以上にわたり人々から愛され続ける脅威の万能薬「 タイガーバーム 」

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タイガーバーム
タイガーバーム

タイガーバームって知っていますか?

2015年日本製造販売が取り止められてから、日本製品としてのタイガーバームは入手不可能になりました。昔、祖父母や両親が使っていた人や名前を聞いて聞き覚えがある人もいるかと思います。

今回はそのタイガーバームの歴史、成分から活用方法までご紹介します。

タイガーバームって何?

タイガーバームはシンガポールのHaw Par Corporation (ハウ・パーコーポレーション)が製造・販売されている外用消炎鎮痛剤です。100年以上の歴史があるタイガーバームは約100カ国で成功を納めていると言われている万能薬なのです。今ではその薬効から東アジアや東南アジア各国だけでなく、北米、アフリカ、ヨーロッパ、中南米などの多くの人に愛用されています。

タイガーバームの歴史

1870年代–19世紀末に中国・福建省汀州府永定県からミャンマーへ移住した薬草職人の胡子欽が発明、ミャンマーで薬局「永安堂」を開き、販売したのが始まりだと言われている。

 

1908年— 発明者の胡子欽が病逝すると、息子の一人文豹が父業を継ぎ、兄の胡文虎にミャンマーへ戻り「永安堂」を共同経営することを要請。

 

1909年胡文虎は中国、日本、タイなどを訪れ漢方や西洋の薬学を学びミャンマーへ戻り、父親から学んだ薬学と今まで学んできた西洋の医学と東洋の医学を組み合わせた新薬の開発に取り組みます。その当時開発した軟膏「万金油」の改良を重ね、次男の胡文虎の名前にちなんで商標登録したのが「虎標万金油(軟膏タイガーバーム)」である。その脅威の薬効から人気商品になるのに時間はかかりませんでした。

 

1926年–ミャンマーで大成功を納めた胡文虎は「永安堂」はマレーシアやシンガポールへ店舗を広げると同時にシンガポールへ本店を移し、大規模の工場を開設。

 

1937年–「永安堂」はさらに規模を広め、中国、香港、インドネシア、タイなどへ進入する。

 

1969年–虎豹企業有限公司(英語:Haw Par Corporation, 日本語:ハウパー・コーポレーション)を立ち上げる。名前の由来は胡文虎(Aw Boon Haw)と胡文豹(Aw Boon Par)兄弟の名前を合わせたもの。

タイガーバームの成分とは?

日本の龍角散より発売されいたタイガーバームと海外で生産されているタイガーバームの成分は若干違っているようです。日本で製造されたタイガーバームはすでに製造販売は行われておらず、日本製品としてのタイガーバームは入手不可能とされていますが、海外のタイガーバームの成分に付いて見ていきましょう。

タイガーバームに記載されてある成分をで調べてみました。

 

ミント油

シソ科に属するハーブから抽出してできたオイル。ミントは変種ができやすく、600種類以上あると言われていますが、主にペパーミント系とスペアミント系を混合したオイルが使われています。日本でよく知られているハッカ油に似たオイルなのでスースーしたひんやり感を出してくれます。

カヤプテ油

フトモモ科の常緑高木から抽出してできたオイル。ユーカリを似ている植物で葉にシネオールという成分が多く含まれており、抗菌、抗ウイルス、抗炎症作用などがあります。また鎮痛効果にも優れていて、筋肉痛、関節痛などの痛み全般に効果な成分です。

カンファー

日本では樟脳(しょうのう)と呼ばれる、日本で馴染みのある樹木からさ採取されています。血行促進作用や鎮痛作用があり、かゆみ止めや湿布などによく使われている成分です。

メントール

ミント油と同類の成分。皮膚に塗ると皮膚の表面にある細胞を活性化し冷やりとした感覚を得ることができます。実際温度が低下するのではなく、冷感を引き起こすだけなので、かゆみや捻挫した時に感じる熱さを和らげてくれる役割があります。

クローブ油

インドネシアなどで長年愛用されてきた鎮痛を和らげてくれる成分。冷えによる関節炎やリウマチにも効果的だそうです。

シナモン油

シナモン油は名前の通りシナモン樹皮から抽出してできたオイルです。エジプトや中国では昔からお酒やお茶のハーブ、薬草としても使われてきました。鎮痛剤や鎮痙剤として痛みを緩和することは非常に効果的にする強力な鎮痛作用を持っています。中国語では桂皮油と表示されています。

タイガーバーム 成分

タイガーバームの種類

なぜタイガーバームは、それほどまでに長い期間生き残り、そして今もなお絶大な支持を得ているのでしょうか。その理由は、タイガーバームの幅広い効能と高い効き目にあります。タイガーバームは、「何にでも効く究極の万能薬」とも表現されるほど、あらゆる体の不調に効き、その威力も高いと言われているんです。

 

実はタイガーバームには赤いラベルで発売されているものと、白いラベルで発売されているものの2種類があります。この2つはそれぞれ違った特徴と作用を持っており、主な効果・効能も異なります。それでは早速、赤ラベルと白ラベル、それぞれのタイガーバームの主要な効能を見ていきましょう。

赤ラベルのタイガーバーム

赤ラベルのタイガーバームには温感作用、つまり体をポカポカと温めてくれる効果があります。白ラベルと比べるとメントール、クローブ油、シナモン油が多めに使われています。強めのシナモンの香りと、強烈な効き目が特徴です。赤ラベルのタイガーバームは、主に虫刺されや関節痛、筋肉痛などに高い効能を発揮します。シンガポールでは捻挫や腰痛にもこの赤ラベルのタイガーバームが用いられると言います。

白ラベルのタイガーバーム

白ラベルのタイガーバームは、赤ラベルとは逆に、冷却作用、つまり体をすっと冷やしてくれる効果を持っています。赤ラベルと比べるとカンファーミント油が多めに含まれてます。ミントが多く配合されているため、爽やかな香りが特徴です。白ラベルのタイガーバームは、主に鼻づまりや頭痛などに使用されます。シンガポールでは、軽いやけどの治療にもこの白ラベルのタイガーバームが使われるのだとか。また、アロマのようなリフレッシュ効果も期待できます。

タイガーバーム 赤 白

タイガーバームの効能

タイガーバーム 効能 虫刺され

タイガーバームには虫刺されによく効くミント油やメントールが含まれているので痒みを抑えてくれるだけでなく、虫刺されによって起きる熱も下げてくれます。

さらに、ミントやメンソールの匂いには虫が嫌がる成分が含まれているので、虫刺されだけでなく、虫除けとしてもとてもとても役立つアイテムです。

タイガーバーム 効能 肩こり

夜貼って置いた湿布が朝になったら布団に付いていたなんてことはありませんか?

タイガーバームの赤ラベルは筋肉や関節の痛みを和らげてくれます。塗った後ポカポカを血流を良くしてくれるので、寝ている間も日中も肩こりや腰痛を和らげてくれるのにタイガーバームは最適です。

タイガーバーム 効能 頭痛

頭痛の場合タイガーバームの白ラベルをお勧めします。

使い方は:

  1. こめかみに少量塗り優しく円を描くようにマッサージしてあげてください。赤ラベルよりも冷感タイプの白ラベルにはミント油が多く含まれているので、ガンガン痛かった頭も和らげてくれます。
  2. 首の骨の両脇にある筋肉の盛り上がりから1センチ外側にある風池も頭痛によく効く場所なので、風池もよくマッサージしてみてください。
タイガーバーム 効能 鼻づまり

鼻づまり冷感タイプの白ラベルをお勧めします。

胸や首などに白ラベルのタイガーバームを塗ることでメントールの清涼感を共に鎮静作用が加わって鼻づまりを楽にしてくれます。くれぐれも弱い粘膜のある鼻の中には塗らないようにしてください。

タイガーバーム 効能 筋肉痛

筋肉痛には赤ラベルをお勧めします。

久々の筋肉痛、時間が経てば治ると分かっていても辛い時もありますよね。筋肉痛で一番大事なのは温めることとマッサージをすることです。筋肉痛にタイガーバームを使うときはお風呂の後に使用してみてください。お風呂で温まった体にタイガーバームの有効成分が浸透しやすくなり効果的です!お風呂上がりにタイガーバームをマッサージするようによく擦り込んでください。少しやるだけでもとても効果的です。

タイガーバームの注意点

痛みなどに効くタイガーバームですが以下の部分には使用しないように気をつけてください!

  • 粘膜の弱いエリア(例:鼻の中、唇)
  • 目の周り(目に入ると激痛が走ります。すぐ洗い落としてください)
  • 傷や湿疹
  • かぶれ
  • デリケートゾーン

日本のお店ではもう買えないって本当?

以前は日本の薬局やドラッグストアでも購入することができたのですが、現在は日本の店頭には売られていません。その背景には、日本国内における輸入販売業者の変更があります。日本で発売開始された当初は龍角散が代理店となって日本で輸入販売していたのですが、2015年になって別の会社に業者が変更に。しかしその会社は日本での販売を継続せず、一時停止するという経営判断を下しました。その詳しい理由はこれまで明らかにされていませんが、輸入プロセスの問題や日本国内の規制の問題などがあったのかもしれません。

 

結局、その後もまだ日本国内でのタイガーバームの販売再開は実現されておらず、今後の見通しも不透明です。そのため現状だと、日本のお店では一切タイガーバームを購入することができないという事態になっています。

タイガーバームの購入方法

では、日本に住んでいるなら、タイガーバームを手に入れる手段は存在しないのでしょうか?実は、日本在住でもタイガーバームを入手する方法が、まったくないというわけではないのです。もちろん普通にドラッグストアの店頭で気軽に購入することはできなくなってしまいましたが、それでも他にもタイガーバームを日本で買う方法はいくつか残っています。

 

最も簡単なのが、海外の医薬品や漢方などを取り扱っているネットショップで注文して購入するという方法です。残念ながら現時点ではAmazonなどでも売られていないので、輸入業者などが独自で運営しているネットショップで買う必要があります。ですがこの方法であれば楽天などでのショッピングと同じ感覚でタイガーバームが手に入るので、とても便利です。

 

他には、海外の通販サイトを利用して、個人輸入するという手もあります。この方法の場合、値段が比較的安く、まとめ買いなどがしやすいケースが多いです。ただし海外のサイトを使うことになりますので、英語での手続きが必要になってきます。やはり、輸入業者のネットショップを利用するよりも、ちょっとハードルが高めです。

海外旅行中の購入

海外旅行に買うという手も一つあります。もしシンガポールやタイ、中国、香港など、アジア圏に旅行する予定があるのであれば、ぜひ薬局やスーパーに寄ってみてください。

アジア圏で代表的な薬局のお店を言えばWATSON(ワトソン)MANNINGS(マニングス)です。

SASA(ササ)はコスメの激安店。香港やシンガポールではコンビニのようにどこにでもあるお店なのでチェックしてみてください。店舗によっても置いてないところもあるので、店員さんに写真見せるのが一番早い方法です!

WELLCOME(ウェルカム)はスーパーですがタイガーバームを取り揃えてる店舗がたくさんあります。現地人のようにスーパーに立ち寄るのも楽しいかもしれません。

まとめ

さて、ここまで、虫刺されから肩こりまで幅広い症状に効き目がある「タイガーバーム」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

オーガニックなのに強力な効能があり、様々な体の不調に使用できるタイガーバームは、まさに一家にひとつ置いておきたい万能な家庭薬と言えるかもしれません。ぜひ皆さんも、ネットショップなどを通じてタイガーバームを購入して、その効果を体感してみてくださいね。

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